オヤジ、スリを捕まえるの巻き4

スマホ

昨夜から、小雨が降ってます。
お蔭で今日は涼しい一日でした。
でもこの温度差が体にかなりの負担になっていてきついです。(*_*;

では、続きです。

スマホかよ・・・

この騒ぎを呆然と見ている、例の女性に「こいつが、貴方のバッグからピンクの何かをスリ盗ったから確認して・・・」と伝える俺、やっとのことで状況を理解したようで、恐る恐る落ちた手提げ袋とその周りに散乱した物を確認しだした。

小生、「そのピンクの財布みたいな物は貴方のじゃないの?」
女、「そうです、私のスマホです」

ス・マ・ホ???
ハァ~~、またスマホかよ。あんたが2台持ってようが、3台持ってようが構わないけど、そのスマホを夢中でいじってて、バッグからスマホをスリ盗られた事にも気が付かない・・・なんなんだ、この女は・・・・。

あたりまえだけど、自分のスマホだと分かったがなかなか手が出せないでいる女。そして、この男が間違いなくスリだと確信した俺は、周りに助けを求めた。

「スリを捕まえたから、誰か駅員さんを呼んで下さい。」

あれ?人が少ない・・・、もうすぐ電車が来ようとしてるのに人が少ない。
たまに、近くを通るやつらは、みんな関わりを避けるように小走りに通り過ぎていく、取り押さえたスリは逃げようとまた暴れだすし、50過ぎのオヤジにはホントこたえる。しかし、誰も助けに来ない。これだけ大きな駅なんだから駅員さんの一人や二人居てもおかしくないだろう。・・・なんで???

救世主現る

そんな中、暴れる男を抑えたまま、何度か助けを求めた。
来た~~~やっと現れた救世主、
同年代のサラリーマンと思われる男性が、駆け寄って来てくれた。

良かった・・・助かったわ。素直にそう思った。

小生は再度、状況を説明し助けを求めた。その男性は、私の事を心配してくれながらも、スリが逃げようとした中央口へ続く階段を駆け下り、地下の事務所へ駅員さんを呼びに行ってくれた。

ここまで、読まれた方は何か違和感を感じてられる事と思います。
そう、被害者であるその女は何をしてたのか???

答え・・・何もしてません。

駅員さんを呼びに行くことすら、誰かに助けを求める事も、

何もしてません。Do Nothing!!

ただひたすら、自分のスマホだけを気にして、ボ~~~と立ち尽くすだけ。

あ~~ダメだ!。思い出しながら胸糞悪くなってきた。

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