はじめに
小生がメダカに出会って既に何十年も経ちました。田舎町で育ちメダカなるもは全く珍しくなく、田んぼには必ずメダカが泳いでいたのが日常でしたが・・・そんな素晴らしい風景から離れメダカなど見ることもなく何十年も過ごし、メダカの存在すら忘れていました。
そんな小生でしたが、数年前に妻がお友達から譲り受けたメダカをカブトムシを飼っている飼育ケースで泳がせたのが、メダカとの共同生活の始まりでした。最初は賃貸マンション暮らしのため、室内で飼育しましたが、この時期になるとメダカの産卵であっという間に増え続けました。今では友人知人に貰って頂きメダカ達も新しい家族の家で増え続けていると思います。
そんな私が経験したメダカの飼育を楽しむ中で、産卵期は特に興味深い時期です。今回は、メダカの産卵期の特徴や育成のポイントについてご紹介します。あまりあてにはならないと思いますが・・・
1. 産卵期の時期
季節
まさに今です。メダカの産卵期は主に春から秋(4月から9月)です。特に5月から8月にかけてがピークです。私の飼育記録では4世代目の稚魚も確認してます。
2. 水温
適温
産卵に適した水温は20〜28℃です。水温が上がると産卵が活発になりますが、30℃を超えると産卵が減少することがあります。
日光
3. 日照時間
日照時間が長くなることで、メダカの産卵が促進されます。日光のあたる時間が12時間以上になると、メダカは産卵しやすくなります。
4. 産卵行動
求愛行動
オスはメスに対して求愛行動を行うとのことです。オスがメスの周りを泳ぎ回り、ヒレを広げてアピールします。
産卵床
メスは水草や産卵床に卵を産みつけます。産卵床としては、アナカリス(オオカナダモ)やウィローモスなどが適しているそうですが、小生は全く使用したことはありません。通販で購入した産卵床や100均で購入した素材で作った簡単な自作産卵床です。
このように、1つの産卵床に沢山産み付けられています。よき見ると白く濁っている卵は無精卵です。このまま産卵床用の水槽に入れるか、卵のみ取り外し卵用の水槽に入れます。有精卵は弾力もあり指でつぶれることはありません。
5. 卵の特徴
卵の数
メスは一度に10〜30個程度の卵を産みます。産卵は毎日のように行われ、成魚がいると恐ろしい数の卵が確認できます。
卵の保護
メスは腹部に卵をつけたまま水草や産卵床にこすりつけて卵を固定します。折角産卵された卵も成魚は餌だと思い食べてしまいます。それどころか卵から孵化した稚魚も成魚とは別の水槽で飼育しなければ、餌として食されます。
6. 稚魚の孵化
孵化して1週間程の稚魚の様子です。
孵化期間
水温によりますが、卵は7〜10日ほどで孵化します。水温が高いと早く孵化します。産卵床に産み付けられた卵は必ず別な水槽に移してください。塩素の効いた水道水の方が卵自体を守られていると思います。
稚魚の保護
孵化した稚魚は親メダカに食べられることがあるため、別の容器に移して育てるのが安全です。
7. 環境整備
水質管理
「水質を清潔に保ち、適度な水草を配置することで、メダカが安心して産卵できる環境を整えましょう。」とよく言われますが、現実は多少濁った水の中でもしっかり産卵されます。環境に適応すると思います。ただこれは気を付けるべきだと思うことは、夏の炎天下の中の水槽の温度です。水槽の温度がお風呂のようになり湯だってしまい、可哀そうに★になったメダカがなん十匹も水面に浮いていたことがあります。ショックでした。
ストレスの軽減
メダカにストレスを与えないようにすることに心がけておきましょう。一つの水槽の中にどれくらいまで金魚を入れるか、過多は良くないです。その他には、水槽の位置や周囲の環境に配慮しましょう。
まとめ
メダカの産卵期の特徴を理解し、適切な環境を整えることで、健康な稚魚を育てられます。メダカの繁殖や飼育は楽しく、挑戦する価値があります。
この季節、メダカのニュースがインターネット、TV、ラジオでたくさん見られますね。特に栃木県大田原市の「なかがわ水遊園」に行きたいですね。
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